ムナグロ3 Pacific Golden Plover3 Pluvialis fulva

徒然鳥日記 My another site
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4羽のムナグロが越冬しました。
3羽の成鳥と1羽の幼鳥です。




2006年11月28日撮影
動画をダブルクリックすると少し大きな画面でみれます。
音声はご容赦ください。汗

A個体→D個体→B個体→C個体の順番です。(D個体が幼鳥)





A individual

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ムナグロ
Pluvialis fulva
A個体
2006年11月28日
成鳥 冬羽                                    adult winter

私が鳥を見始めたころにこのムナグロとアメリカのムナグロが亜種から種へと格上げ
になった頃でした。日本のムナグロ(Pluvialis fulva)と、アメリカムナグロ(Pluvialis dominica)と独立種にわけられるようになってきていました。
ヨーロッパにも別種のヨーロッパムナグロ(Pluvialis apricaria)がおり近縁のこの3種は識別もやはり難しいものです。

日本のムナグロ(P.fulva)は実はとても観察する価値があります。
アメリカや、ヨーロッパでは日本のムナグロは珍鳥ですから、普通に観察できる日本では
もっと換羽や個体差、年齢識別などもっと詳しく調べる価値が十二分にあります。
よく海外の人が私のムナグロの画像を見ているのを私は知っています。笑

4個体越冬したのですが、3個体は成鳥冬羽でした。冬羽一つとってもわかるように個体差が見受けられます。
一羽は幼鳥です。一部肩羽や上背が冬羽に換羽していると思われます。
幼鳥と冬羽の違いはダイゼンの幼鳥と冬羽の違いに良く似ています。羽の軸班の模様が異なります。

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A individual
14 March 2007

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ムナグロ
2007年3月14日
成鳥 冬羽 → 夏羽                         adult winter → summer

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B individual

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ムナグロ
B個体
2006年11月28日
成鳥冬羽                                      adult winter
このB個体は胸や腹が暗色なので個体識別はしやすかった。

A個体とC個体がよく似ていたので、個体識別はこの2個体の違いををよく観察した。


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B individual
14 March 2007

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ムナグロ
2007年3月14日
成鳥 冬羽 → 夏羽                         adult winter → summer

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C individual
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ムナグロ
C個体
2006年11月28日
成鳥 冬羽                                  adult winter

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C individual
14 March 2007
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ムナグロ
2007年3月14日
成鳥 冬羽 →夏羽                          adult winter →summer

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C individual(the same individual)
left 28 November 2006
right 14 March 2007

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どちらも同一個体、羽の摩耗状態をじっくり比較してみてください。
三列風切、大雨覆など黄色い羽が4ヶ月ほどたつと摩耗して色が抜けています。
左が11月28日撮影、右は3月14日撮影、このように個体識別できた場合、羽の摩耗状態や換羽などがとても勉強になります。
左が(成鳥)冬羽、右が冬羽から夏羽に部分換羽している。

右の新鮮な黄色い肩羽は夏羽。

個体識別できると換羽や羽の摩耗についてとても勉強になる。




















D individual
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ムナグロ
D個体
2006年11月28日
幼羽 → 第一回冬羽                            juvenile → first winter

ほとんど幼羽が残る。一部肩羽と上背が黄色未がある羽が冬羽と思われる。
図鑑を見ると冬羽と幼鳥の違いを色のことしか書いていませんが、軸班の模様が異なります。
幼鳥は肩羽、雨覆、三列風切など軸班がギザギザの模様で冬羽とは異なります。
ダイゼンの幼羽の模様とよく似ています。

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ここでは、アメリカムナグロとの識別点の一つの初列風切の長さについて
初列風切の突出[primary projection ]は最長三列風切(最も長い三列風切の先端)からでた初列風切のことをあらわします。
通常ムナグロでは初列風切が3枚突出しています。ただ換羽中で三列風切が一部脱羽していたり、幼鳥の三列風切がまだ伸長中で4枚突出していることもあります。

アメリカムナグロでは通常4枚から5枚の突出が見られます。

初列風切の突出も、識別ポイントの一つとし、そこだけをみると誤認することがあるので他の識別点と総合的に識別するのが一番です。



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D individual
14 March 2007

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ムナグロ
2007年3月14日
第一回夏羽に換羽中                              first summer

肩羽が夏羽に換羽している。
小、中、大雨覆が幼羽のまま残っている。
三列風切は一枚だけ幼羽が残っている。

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ムナグロやダイゼンの年齢識別は意外と難しい。
日本の写真図鑑をみてみてみると、 「日本の鳥550 水辺鳥」 文一総合出版 2000年
私が持っているのは初版ですが、P189 ②の冬羽は、幼鳥だと思う。上段肩羽と上背に数枚冬羽がみられるので幼羽から第一回冬羽に換羽中の個体になると思います。
他の羽はほとんど幼羽で少し摩耗が見られます。

ムナグロ 幼鳥の画像  juvenile image
by shorebirds-waders | 2007-04-03 20:44 | ムナグロ Pacific Golden | Comments(3)
Commented by ハワイ島の長谷川久美子 at 2008-06-28 06:06 x
ハワイではムナグロのことをコレアと呼びます。飛びながら鳴くとコレア・コレアって聞こえませんか。コレアたちは4月ごろにアラスカに戻ってしまいました。コレアたちがいない時期は、なんとなく寂しい気持ちがします。
Commented by shorebirds-waders at 2008-06-29 23:34
長谷川様
コメントありがとうございます!!
ハワイではコレアというのは知りませんでした!ありがとうございます!
ハワイでも頑張っておられる日本人がいらっしゃるのですね!!
刺激をうけます!笑
Commented by ハワイ島の長谷川久美子 at 2008-06-30 16:36 x
はしもとさんのブログでの情報はとても詳しくて、とても参考になりますね。ぜひ、これからも、がんばってくださいね。
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