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ハマシギ7  Dunlin /Calidris alpina arcticola

徒然鳥日記
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Dunlin Calidris alpina arcticola



race arcticola

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ハマシギ
2008年5月17日
Osaka pref Japan
Calidris alpina arcticola



地元で見つけたハマシギのバンディング個体です。
標識の色、着いている場所から、アラスカの亜種C.a.arcticolaだと思いましたが、
付いているバンドが多いのでひょとして個体識別していて、もしかしたら詳しい情報がえられないかと、山階鳥類研究所とアメリカのバンダーのサイトにメールしました。
山階からはすぐに連絡をいただき、やはりアラスカのC.a.arcticolaとのこと
そしてしばらくしてからアメリカのバンダーのサイトに送ったメールが巡りめぐって標識をつけられたご本人からメールが届きました!

この個体はアラスカのDeadhorse、Sagavanirktok川の近くで2006年8月4日に雛につけられたそうです。
ということは、この個体は第二回夏羽(成鳥夏羽)ということになります



2006年6月15日the National Petroluem Reserve of Alaska (N70.80201, W157.75237).
でバンディングされたということです。





詳しい情報をいただき感謝しています。

Rich Lanctot says
「The dunlin you observed (dg,r,lb/m : y,gf/-) was banded on the 4 August
2006 near the Sagavanirktok River at Deadhorse, Alaska (N70.25880,
W147.83450). It was captured as a hatch year bird (hatched during the
summer of 2006) during the postbreeding time along the coast of this river.」


PS
2010.11.26
訂正のメールをRich Lanctot 氏からいただきました。
the correct information for this bird is that the metal band # is 168180444, the correct band combinations are y,gf/-:dg,r,lb/m. It was initially banded on the 15 June 2006 on a nest site in the National Petroluem Reserve of Alaska (N70.80201, W157.75237).



またバンドのカラーなどの略語がわからなかったので教えてもらいました。

mはメタルバンド(金属リング)
yは黄色
gf は緑色フラッグ
gfe は緑色フラッグに文字が書かれている。

m is metal band
y is yellow
dg is dark green
db is dark blue
lg is light green
lb is light blue
o is orange
r is red
w is white
gf is green flag
gfe,xxx is green flag engraved with (xxx, for example: EEK)





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ハマシギは個体数の多い普通種ですが、近年減少の著しい種のひとつです。
亜種数も多く、以前は6亜種となっていましたが、最近の研究では9~10亜種に分けられています。

日本鳥学会の日本鳥類目録 改訂第6版2000年 によると日本に渡来している亜種は
Calidris alpina sakhalinaとされていますが、バンデイング(標識調査)で確実に
渡来しているとわかっているのはこのアラスカ北部で繁殖するCalidris alpina arcticolaだけのようです。






詳しくはこちらをご覧ください。
WWF
日本のシギチの減少のデータが掲載されています。


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ハマシギは干潟で普通に見れるシギ、いわゆる普通種ですが、私は年齢識別と亜種の識別が
できないものかた実はじっくりみています。
地元の干潟では比較的近くで見れるので個体差や羽衣の細かな違いなど見るべきところは
多いです。
普通種こそもっとじっくり見ると大きな発見につながります。
by shorebirds-waders | 2008-08-06 21:26 | ハマシギ  Dunlin | Comments(1)