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オオソリハシシギ1    Bar-tailed Godwit1

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オオソリハシシギ1    Bar-tailed Godwit1_c0071489_736859.jpg

オオソリハシシギ   Limosa lapponica baueri
幼鳥                                   juvenile
2004年9月14日撮影

訂正しました。

オオソリハシシギは2亜種、基亜種lapponicatoと、亜種baueriに分けられる。
ただ学者によれば3亜種めの中間型のmenzbieri という亜種をいれ3亜種としている学者もいます。
古い文献などではmenzibieriはbaueriのシノニム(synonym)同物異名としています。

ただ日本ではおそらく3亜種説を採用しているようで
日本鳥類目録 改定6版では背、腰の白い亜種はmenzbieri 和名をコシジロオオソリハシシギとしています

近年海外ではもう1亜種、4亜種めの taymyrensis という亜種を認める研究もでてきているようです。繁殖地は中央シベリア、越冬地は西アフリカだそうです。


ちなみに下の本には5亜種めもあります。
「Geographical Variation in Waders」 1998






日本に多く渡来しているのは亜種baueriでまれに亜種menzbieriも渡来しているということになります。

特徴
baueri 日本に主に渡来しています。翼下面、腰、下背はダークブラウン
lapponica 主にヨーロッパに分布  翼下面、腰、下背は白い
menzbieri 稀に日本に渡来している和名コシジロオオソリハシシギ
        翼下面、腰、下背は上記の種の中間でlappnicaほど白くはいが、baueriと比べると明らかに白い。




以前1999年9月21日兵庫県夙川河口で亜種menzbieriと思われる個体を観察した。
幼鳥で、下背、腰が明らかに白く、体が大きく恐らく雌と思われた。

オオソリハシシギ1    Bar-tailed Godwit1_c0071489_738169.jpg

オオソリハシシギ    
幼鳥                                       juvenile
2004年9月14日撮影
幼鳥の特徴は各羽にソロバン型の軸斑がある、この時期には幼鳥のほうがあきらかに羽が新鮮で綺麗。成鳥では繁殖を終え、羽が摩耗している。秋の渡りは成鳥はごく稀である、成鳥は8月前半に見られることが多い。
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オオソリハシシギ
幼鳥                                       juvenile
2004年9月14日撮影


オオソリハシシギ1    Bar-tailed Godwit1_c0071489_740776.jpg



2004年9月14日撮影
左 オオソリハシシギ幼鳥  右 ホウロクシギ幼鳥
オオソリハシシギ幼鳥とホウロクシギ幼鳥では大きさがこんなにちがいます。


オオソリハシシギ1    Bar-tailed Godwit1_c0071489_22393098.jpg



2005年3月24日撮影
左 オオソリハシシギ成鳥  右ホウロクシギ成鳥
こちらはオオソリハシシギ成鳥とホウロクシギ成鳥
オオソリハシシギはまだ冬羽が多く残っている。グレーの地味な羽が冬羽


オオソリハシシギ1    Bar-tailed Godwit1_c0071489_22511441.jpg

2005年3月24日撮影
共に上と同一個体
手前 オオソリハシシギ 奥 ホウロクシギ

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オオソリハシシギ
2004年9月14日撮影  
幼鳥  群れ 
by shorebirds-waders | 2005-03-24 08:02 | オオソリハシシギ Bar-tailed
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